技能試験で、出題される配線図を公表問題として、13種類の配線図が用意されます。
実際の技能試験では、公表された配線図のうち、ランダムに選ばれた配線図の電気配線加工を行います。公表された配線図と、試験の配線図はケーブル長や使う器具等、微妙に異なる配線図が使われますが、大きく異なることはないので、事前に公表された配線図を使い、何度も練習することが、技能試験合格の近道となっています。
4路スイッチを使う、唯一の課題です。
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4路スイッチがある課題です。3芯ケーブルの黒、白、赤の使い分けが少し迷いますが、複線図を書けば問題なく解ける課題です。
施工省略部の端末処理は、VVFケーブルを切りっぱなしで構いません。施工特記事項が少し変わった問題です。
技能試験の配線図は、初見で線の色や数が分からないので、実際に作業しやすいように、複線図と呼ばれる、実際の配線に近い図を書いた方が分かりやすいです。
複線図には、実際に切断するケーブル長、リングスリーブの圧着マーク、線の色を記入するのが基本です。
リングスリーブの刻印は、複線図を見ればケーブルの本数が分かるので、あえて記入しなくても構いません。
試験では、色ペンを持参しても問題ないので、赤や青など、自分なりに分かりやすい色を使うことができます。
4路、3路スイッチの配線をマスターすることが一番大事なポイントです。赤線、白線、黒線の使い分けが、初見では難しく感じますが慣れれば簡単に配線できます。
3路スイッチとは、自宅の階段のスイッチを思い浮かべてもらえれば分かりやすいのですが、上の段のスイッチからでも下の段のスイッチからでもライトを付けたり消したりできる階段のスイッチに3路スイッチが使われています。
AとBのジョイントボックスが階段の上の段、下の段と思えば分かりやすいかもしれません。
3路スイッチの"0"の所には、必ず黒線をいれ、渡りの線は"1"の部分の渡り、"3"の部分の渡り同士を同じ色でつなげば完成です。
4路スイッチは、その階段の間にもうひとつスイッチがあるイメージで、4路スイッチを通して、二つの3路スイッチをつなぐだけです。3路スイッチの"1"と"3"を4路を通じてつなぐ配線となります。
私自身がタイム測定し、公表問題NO.7を完成させるまでの手順を紹介します。ちなみに練習タイムは、24分54秒でした。
4路スイッチ、アウトレットボックスと難所が多い課題ですが、いつもどおり、青色の電源ケーブルの加工、ランプレセプタクル部分、施工省略部分、真ん中のケーブル、3路、4路スイッチの順番に、ケーブル切断、加工をしていきました。
すべてのケーブルの加工が終わってから、ゴムブッシングに電工ナイフで切れ目を入れ、アウトレットボックスに取り付けました。
アウトレットボックスに加工したケーブルを挿入していき、圧着して完成です。
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