技能試験で、出題される配線図を公表問題として、13種類の配線図が用意されます。
実際の技能試験では、公表された配線図のうち、ランダムに選ばれた配線図の電気配線加工を行います。公表された配線図と、試験の配線図はケーブル長や使う器具等、微妙に異なる配線図が使われますが、大きく異なることはないので、事前に公表された配線図を使い、何度も練習することが、技能試験合格の近道となっています。
合成樹脂製可とう管を使う唯一の課題です。
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合成樹脂製可とう管にIV線を通し配線する課題です。アウトレットボックス、スイッチの渡り等少し手間な箇所が多いですね。
施工省略部と電源線の端末処理は、VVFケーブルを切りっぱなしで構いません。
技能試験の配線図は、初見で線の色や数が分からないので、実際に作業しやすいように、複線図と呼ばれる、実際の配線に近い図を書いた方が分かりやすいです。
複線図には、実際に切断するケーブル長、リングスリーブの圧着マーク、線の色を記入するのが基本です。
NO.12の公表問題では、あまり複雑な配線はないので、細かな注釈まで記入すると、余計に混乱する可能性もあるので注意して下さい。
試験では、色ペンを持参しても問題ないので、赤や青など、自分なりに分かりやすい色を使うことができます。
合成樹脂製可とう管も、ねじなし電線管と同じくウォーターポンププライヤーで締め付けます。ねじなし電線管よりも取り付けはしやすいので難しくはありません。
私自身がタイム測定し、公表問題NO.1を完成させるまでの手順を紹介します。ちなみに練習タイムは、1回目20分13秒でした。
最初にアウトレットボックスまわりの作業から開始しました。ブッシング、合成樹脂製可とう管をボックスに取り付けしたら、いつものように、電源ケーブル部分、スイッチ、ランプレセプタクル部分、角型シーリング、コンセントの順に加工しました。
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