技能試験で、出題される配線図を公表問題として、13種類の配線図が用意されます。
実際の技能試験では、公表された配線図のうち、ランダムに選ばれた配線図の電気配線加工を行います。公表された配線図と、試験の配線図はケーブル長や使う器具等、微妙に異なる配線図が使われますが、大きく異なることはないので、事前に公表された配線図を使い、何度も練習することが、技能試験合格の近道となっています。
パイロットランプとスイッチがメインの課題です。
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スイッチとコンセントの組み合わせ問題で、オーソドックスな課題です。
施工特記事項としてパイロットランプはランプレセプタクルや引掛シーリングと同時点灯とします。
技能試験の配線図は、初見で線の色や数が分からないので、実際に作業しやすいように、複線図と呼ばれる、実際の配線に近い図を書いた方が分かりやすいです。
複線図には、実際に切断するケーブル長、リングスリーブの圧着マーク、線の色を記入するのが基本です。
リングスリーブの刻印は、複線図を見ればケーブルの本数が分かるので、あえて記入しなくても構いません。
試験では、色ペンを持参しても問題ないので、赤や青など、自分なりに分かりやすい色を使うことができます。
一見すると簡単そうな問題ですが、個人的には一番時間がかかる問題です。難解ポイントは、パイロットランプとスイッチ、コンセントの渡り部分です。複線図さえ書いておけば間違えることはありませんが、渡りの色を黒、赤、白で合わせるのを間違えないようにして下さい。
私自身がタイム測定し、公表問題NO.10を完成させるまでの手順を紹介します。ちなみに練習タイムは、24分32秒でした。
いつもどおり、青色の電源ケーブルの加工、ブレーカへの取り付け、ランプレセプタクル部分、角型シーリング部分、最後にパイロットランプ、スイッチの部分のケーブル切断、加工をしていきました。
私は複線図を書かずに作業をすぐ開始するのですが、この問題だけは渡り部分が頭で考えながら作業すると余計に遅くなるので複線図を書いてから作業しました。
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