第2種電気工事士の技能試験では、公表問題として、13種類の配線図が用意されます。
実際の技能試験では、公表された配線図のうち、ランダムに選ばれた配線図の電気配線加工を行います。公表された配線図と試験の配線図はケーブル長や使う器具等、微妙に異なる配線図が使われますが、大きく異なることはないので、事前に公表された配線図を使い、何度も練習することが技能試験合格の近道となっています。
平成28年度のNO.8の公表問題は、リモコンリレーの代用である端子台を使った課題です。
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全公表問題で配線図としては一番単純で間違えにくい課題ではないでしょうか。端子台のねじ留めさえ注意すれば簡単な課題と言えます。
予想される平成28年度のNO.8公表問題の複線図です。黒は黒、白は白につなぎ、後はそれぞれの器具に配線するだけなのでこの課題では複線図はなくても問題ありません。
複線図には、実際に切断するケーブル長、リングスリーブの圧着マーク、線の色を記入するのが基本です。
試験では、色ペンを持参しても問題ないので、赤や青など、自分なりに分かりやすい色を使うことができます。
端子台への配線さえ気を付ければ、ミスはないと思います。
もうひとつの難解ポイントは、アウトレットボックスが使われているのでブッシングの取り付けの手間や、リングスリーブが付けにくいのも注意が必要です。アウトレットボックスの時はシースを130mm剥いておくとリングスリーブの取り付けの時に取り回しがしやすいので覚えておいて下さい。
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