第2種電気工事士の技能試験では、公表問題として、13種類の配線図が用意されます。
実際の技能試験では、公表された配線図のうち、ランダムに選ばれた配線図の電気配線加工を行います。公表された配線図と試験の配線図はケーブル長や使う器具等、微妙に異なる配線図が使われますが、大きく異なることはないので、事前に公表された配線図を使い、何度も練習することが技能試験合格の近道となっています。
平成28年度のNO.13の公表問題は、メタルラス壁の作業があり、平成27年度のNO.13と全く同じ課題です。
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メタルラス壁の作業と自動点滅器の代用の端子台への配線があります。
予想される平成28年度のNO.13公表問題の複線図です。/p>
複線図には、実際に切断するケーブル長、リングスリーブの圧着マーク、線の色を記入するのが基本です。
試験では、色ペンを持参しても問題ないので、赤や青など、自分なりに分かりやすい色を使うことができます。
メタルラス壁部分の施工方法を図解入りで解説しますので、必ず覚えておきましょう。
作業的には、VVFケーブルに合成樹脂管(プラスチックのパイプ)を通し、バインド線と呼ばれる細い針金をねじってVVFケーブルに固定し合成樹脂管を動かないようにするだけです。
VVFケーブルにバインド線を巻き付けるコツは、なるべく隙間をなくし巻き付け、ねじっていく時は最後にペンチでねじってあげるとガッチリ締めつけることが出来ます。ねじりあげた先はペンチで短く切って下さい。
ガタつきが大きいと軽欠陥を取られてしまうので注意して下さい。
端子台への配線はねじで留めるのですが、輪作りは必要ありません。輪作りをしないので、ねじだけで留っている状態になるので締めつけが緩いと抜けてしまい、一発アウトになってしまいます。
特にNO.13の自動点滅器の端子台は、接地側の線(白)を2本同じねじで留めるので抜けやすいので注意して下さい。
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