第2種電気工事士の試験は、学科試験、技能試験に分かれて受験します。学科試験、技能試験ともに勉強さえしておけば問題なく合格が出来る内容です。
ただ、試験勉強がにがてな方、電気の知識がゼロに近い方が受験する時は、合格のためのコツやノウハウを理解しておかないと、一発合格は難しいでしょう。
ここでは、第2種電気工事士の試験を合格するための、ちょっとしたノウハウを紹介します。
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第2種電気工事士の学科試験は、全50問すべて、イロハ二の答えが提示され、そこから答えを選択する4択方式です。
分からない問題がでてくると、勘に頼って適当に答えを選んでしまいがちです。第2種電気工事士の学科試験は長年の傾向から、イロハ二がバランスよく答えとして振り分けられています。
過去一番多く、答えが集中しても17問までで、だいたい12問前後でイロハ二に分配される傾向です。例えば、[イ]の答えが20問あるなら、確実に答えが間違っている問題が3問はあると言えます。
実際の試験では、ひととおり分かる問題をすべて解き終えてから、分からない問題を考え、イロハ二のそれぞれの数に合わせて、答えを選ぶ方法がお勧めです。
最終手段でもあるのですが、分からない問題を無理やりイロハ二をそれぞれの問題で選ぶと、最悪の場合、勘がすべてはずれてしまい、1問も当て勘が成功しないこともあります。
分からない問題の答えを[ロ]や[ハ]など、ひとつの選択肢に揃えれば、全部はずれる確率は、ゼロに近くなると思います。必ずしも、[ロ]に揃える必要はないのですが、管理人は、[ロ]が当たりやすいイメージです。
4択の答えの中には、常識的に考えて絶対答えにならない答えがあります。暗記問題、計算問題ともに分からないからと、勘で答えを選ぶのではなく、考える角度を変えれば、正解が分からなくても、答えを3択、2択に絞ることはできます。
過去問題からの例でいうと、4択のうち、3つは金属管という言葉が使われていたが、ひとつだけ合成樹脂管が使われていた問題がありましたが、この場合は、仲間はずれの答えが正解か、選択肢からはずせるものだと判断できます。
特に、長文の選択肢は正解であることが多いです。また、適切なものを選ぶ問題で、[〜していない]の否定分になっている選択肢は間違いであることが多いです。
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計算問題は、5〜10問ほどしか出題されず、答えをひねられると覚えていた方程式も役に立たないこともありえます。
その点、法規、鑑別、配線問題は、答えをひねりようがないため、覚えたこと=そのまま答えになるので、勉強した分だけ合格に近づきます。
計算問題を捨てても、合格ラインの60点以上は間違いなく取れます。
技能試験で、必ず持って行かなくてはならない工具に、VVFケーブルの被膜を剥くストリッパーという工具は、指定されていません。
自前で電工ナイフを持っていて、バリバリ使いこなせる方まら、ストリッパーはいらないかもしれませんが、第2種電気工事士を今から受験する方なら、多少の出費は覚悟してストリッパーを購入して下さい。
技能試験には時間制限があり、40分の間に実際にケーブルを加工し器具を付け、配線を完成しなければいけません。慣れない電工ナイフでは何十秒もかかる皮むきも、ストリッパーを使えば、数秒で皮むきができます。
ケーブルの皮むきは、一番手数の多い作業になるため、ストリッパーがあるとないとでは、時間配分の余裕が違ってきます。
図面に書かれているケーブル寸法は、だいたい150mmの部分が多いですが、書かれている寸法の半分以下にならなければ、減点や失格にはなりません。
150mmの寸法なら、75mm以下にならなければ問題ありません。特に、わたり線が必要な問題等では、ケーブルがギリギリ足りるくらいしか支給されない為、全体的に20mm程短く切っていけば、かなり余裕をもってケーブルがあまるので、気が楽です。
別にリングスリーブでなくてもいいのですが、例えば、作った渡り線、スイッチ等、本当にピンチの時のお守り代わりにもっておきます。
ただ、実際に使ってしまうと、指定材料以外の使用で一発で失格になってしまいます。あくまで、実際には使わず、気持ちのゆとりとして持っておきましょう
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