輪作りとは、第2種電気工事士の技能試験で、ランプレセプタクルや露出型コンセントにVVFケーブルをつなぐ時に、剥いた銅線を輪っかにして、ビス止めできるようにすることを言います。
慣れが必要な作業のため、試験当日にぶっつけ本番で輪作りをするのは、危険です。必ず練習を重ね確実に輪作りできる技術を習得しておきましょう。
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技能試験で必要となる技術である、輪作りの方法をホーザンのストリッパであるp958を使い、紹介しています。
ペンチを使っても、輪作りはできますが、ホーザンのストリッパであるp958を使った方が誰でも早く正確に出来ます。
1.6mm2芯のVVFケーブルを加工し、輪作りをしていきます。実際の試験でも、同じケーブルを加工します。
まずは、VVFケーブルをまっすぐに伸ばします。
ここでは、ランプレセプタクルのための輪作りをしますので、p958で輪作りをする時は、VVFケーブルのシース(外側の灰色の被膜のこと)は4cmで剥きます。p958には目盛が刻印されているので、4の数字に合わせて長さを計ります。
1.6mm2芯の剥く所に合わせて、p958をグッと握った後に、少しゆるめシースをはずれる方向にずらして剥きとります。
握りを少しゆるめないと、うまく剥けないので注意して下さい。新品のVVFケーブルなら、スルスル剥けます。
黒と白で少し長さが違いますが、数ミリ長さが異なっても問題ありません。
今度は、絶縁被膜(黒白の被膜)を2cmの長さで剥きとります。p958は、2cm用の目盛もあるので、定規を使うことも、目測で計る必要もありません。
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1.6mm2芯の絶縁被膜を剥く所に合わせて、p958をグッと握った後、少しゆする感じにp958を動かすとうまく剥けます。
きれいな銅線がでてきました。
剥いた線を左右に広げます。
被膜のあるところから、5mm程離れたところをp958の先端部分でつかみ、90度曲げます。
黒が左、白が右で、それぞれ右側に曲げるのがポイントです。
銅線の先を、p958の先端部分でつかみ、時計方向にクルッとまわしていきます。
2本とも同じように輪作りが出来ました。必ずネジをまわす方向と輪っかの空いている部分の方向を合わせて、ねじ止めしましょう。
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