第2種電気工事士の技能試験では、絶対に用意しないといけない必須工具であるペンチやドライバー以外にも、合格率を格段に上げることができるケーブルストリッパーという工具も必ず購入し持参して下さい。
必須工具の中にある電工ナイフでも十分にVVFケーブルの加工は出来、試験にも合格出来ますが、ケーブルストリッパーがあれば作業時間の格段な短縮・ケーブル加工ミスをほぼゼロに出来るので合格率が飛躍的に向上します。一昔前の試験では、ケーブルストリッパーは持ち込み禁止でしたが近年では持ってきていない人の方が少ないです。私が試験を受けたときは、同僚の10人、試験会場の机の周囲の人9人ともケーブルストリッパーを持参していました。
毎年試験前になると工具の価格が上がる(P-958は通常2,800円台が,3500円台になります)ので、購入する人は試験より早く購入をお勧めします。
旧モデルのケーブルストリッパーP-957のパワーアップバージョンがP-958です。
VVFケーブル2芯3芯の加工が出来、P-957では出来なかった絶縁被覆の3芯同時剥きも出来るようになった電気工事士試験での最強合格ツールです。
VVFケーブルを挟んで握るだけでスイスイケーブルが加工出来ます。また、本体自体に20mmの目盛と120mmの目盛が刻んであるので、ケーブルの長さを定規で計らなくても本体にケーブルを当てて長さを測れるのも試験では大きなアドバンテージになります。
これ一本あれば、輪作りも出来るし、ペンチの代わりにもなるし、私自身も購入し試験で大活躍しました。購入して間違いない一品と言えます。
合格ゲージは、絶縁被覆を剥く刃の部分に取り付け正確に絶縁被覆の長さが切れるというもので、あれば便利なものです。合格クリップは、リングスリーブ圧着をする時にケーブルがバラバラにならないようにするもので、私の知り合いが使っていたのですが結構きつく止めるので、ケーブルが動かず圧着がとてもしやすかったです。リングスリーブ圧着が苦手な人は必須アイテムですね。
ケーブルの太さ | ケーブルの心線数 | 絶縁被覆の同時加工 | 価格帯 | Amazonで調べる |
1.6mm2.0mm | 3芯までOK | 3芯までOK | 3,000円前後 | CHECK! |
ホーザン製のP-958と同じ機能を持ったケーブルストリッパーです。私の近所では、ホームセンターで売られているのをよく見かけます。3,800円くらいするのでAmazonで購入する方が安いですが。
P-958との比較になりますが、輪作りはVS-4Aの方が2種類の大きさの輪っかが作れるので作りやすいです。切れ味や使い勝手はどちらも同じようなものです。見た目が黒でカッコイイので好みで選んでも間違いない商品です。
ケーブルの太さ | ケーブルの心線数 | 絶縁被覆の同時加工 | 価格帯 | Amazonで調べる |
1.6mm2.0mm | 3芯までOK | 3芯までOK | 3,000円前後 | CHECK! |
VVFケーブルを掴んで引きちぎる感じで剥くケーブルストリッパーです。ガチャガチャ音がするのでガチャコン系ストリッパーと言われることもあります。
P-958等とは違い、引きちぎる感じで剥くのでカットした跡が少し汚くなりますが試験的には減点にはなりませんので安心して使って下さい。
技能試験でも十分に活躍できますが、定規の代わりとなる目盛等、補助的な機能はありません。その変わりに替刃があり末永く使えるようになっていますので、試験後にバリバリ電気工事をする人ならこの手のケーブルストリッパーの方がいいかもしれません。
ケーブルの太さ | ケーブルの心線数 | 絶縁被覆の同時加工 | 価格帯 | Amazonで調べる |
フリー | 3芯までOK | 3芯までOK | 6,000円前後 | CHECK! |
どのケーブルストリッパーを購入しても、練習して使いこなせるようにならないと意味はありません。使い方は簡単ですが切る感じのクセや感覚をつかんでおくことで、より早く正確な作業が出来、合格につながると思います。