第2種電気工事士の技能試験では、実際にケーブルを加工したり、器具にケーブルを取り付けしたり、電気工事の配線作業をします。
技能試験では、工具の貸し借りは禁止されているため、各人で作業に必要となる工具を用意しなければいけません。ここでは、最低限試験に持っていかなければならない必須工具を紹介しています。
ホーザンから発売されてる必須工具+ストリッパーがセットになったお得な工具セットです。
あれこれ迷うのがめんどうな方は、価格も安いので、この工具セットを購入するのがお勧めです。
工具名 | 用途 | 価格帯 | Amazonで調べる |
ペンチ | 輪作りをしたり、ケーブルを切る | 600円〜5000円 | CHECK! |
プラスドライバー | ランプレセプタルや露出型コンセントのネジをまわす | 300円〜2000円 | CHECK! |
マイナスドライバー | 器具からケーブルをはずす、スイッチを連結枠に取り付けする | 300円〜2000円 | CHECK! |
電工ナイフ | ケーブルのシース、絶縁被膜を剥く | 700円〜3000円 | CHECK! |
メジャー、スケール | ケーブルの長さを計る | 500円〜3000円 | CHECK! |
ウォーターポンププライヤー | アウトレットボックスのロックナットを締める | 700円〜3000円 | CHECK! |
圧着工具 | リングスリーブを圧着する | 1600円〜4000円 | CHECK! |
いわゆる電工ペンチと呼ばれるものから、百円均一の店でも売られているものまで、多種多様ですが、さすがに安すぎるペンチはあまりお勧めできません。安いペンチはすぐに刃こぼれしたり、錆びやすく長持ちしません。
ペンチにはサイズがあり、電気工事で使うなら、175mm以上のペンチを購入することをお勧めします。特に、175mmサイズなら若干小振りなので、女性でも持ちやすく、かつ強い力を必要とせず、VVFケーブル程度なら切断できます。
実際の試験では、ストリッパーで事足りることが多いので、ペンチは安いものでも構いません。
プラスドライバーは、十字マークの付いたネジを回すのに使う工具です。技能試験では、ランプレセプタル、露出型コンセント、端子台のネジにケーブルを取り付けるときに使います。
第2種電気工事士の技能試験では、電動のドライバーは使用禁止のため、必ず持参しなければいけません。
持ち手のグリップが丸くなっている、いわゆる電工用のプラスドライバーがまわしやすくお勧めです。
マイナスドライバーは、一直線マークになっているネジを回すのに使う工具です。器具の電線はずし穴にマイナスドライバーを挿入して、誤って配線したケーブルを外す時や、スイッチ類を連結枠に固定する時等に使います。
プラスドライバーと同じく、持ち手のグリップが丸くなっている、いわゆる電工用のマイナスドライバーがまわしやすくお勧めです。
果物ナイフやカッターナイフと違い、刃先が鋭利すぎず、電線の被膜を剥くのに最適なナイフのことです。プロの電気工事士なら確実に1本は携帯しています。
電工ナイフでの電線の加工は、素人には難しいですが、電線の加工以外でも用途があるため、第2種電気工事士の技能試験では必須工具になっています。
安価なものでも、性能は高価なものと大差ありません。
巻尺といって、くるくると巻けるタイプのものや、通常の定規のように1本形のものがあります。
第2種電気工事士の技能試験では、500mmまでのケーブルの長さで切することがあるので、最低でも、500mmを計れるタイプを購入しましょう。
40~50cm程度の1本ものの定規タイプがお勧めです。
あまりなじみのない工具かもしれませんが、水道管等を締め付けるときに使う工具です。ペンチよりも大きく口をひらくことが出来るのが特徴です。
第2種電気工事士の技能試験では、ペンチでも十分締め付けることができる作業しかないのですが、一応必須工具として指定されているので、用意しておきましょう。
あまり使わないので、安価なもので十分です。
電線をひとまとめにするリングスリーブを圧着接続するための工具です。圧着後に○や小などの刻印が付くタイプでないといけません。圧着工具は他の工具では代用できないので、必ず持参して下さい。
第2種電気工事士の技能試験では、中までの刻印を使用する問題しかでないため、大の刻印ができる圧着工具は必要ありません。