第2種電気工事士合格.com

HOME

第2種電気工事士免許取得.com平成26年下期第2種電気工事士学科試験、計算、理論問題

第2種電気工事士の学科試験でつまずきやすいのが、計算やオームの法則等を使う理論問題です。

理論問題は、最初の10問に出題されます。学科試験の合格ラインは、60点以上と言われており、30問正解すれば合格ラインとなるため、仮に理論問題が全部間違えても合格は可能です。

真面目に勉強すれば、そんなには難しくないのですが、電気に馴染みの薄い方は勉強しにくいと思います。

[第2種電気工事士合格.com]では、そんな計算、理論問題を簡単に、ほとんど計算しなくても解けるノウハウを紹介します。


スポンサード リンク


平成26年下期の出題

第2種電気工事士免許取得.com 消費電力が500[W]の電熱器を、1時間30分使用した時の発熱量[kJ]は。

イ.450、ロ.750、ハ.1800、ニ.2700

1000W=3600kJを覚えていれば解ける問題です。問題が500Wなので、1800kJ以下はありえないので、イとロは間違いです。

後は、二択なのですが、500Wを1時間30分使う時点で、1800KJ以上は確定なので、答えは決まってきます。

消費電力×時間(1.5)×3600が計算式ですが、計算するまでもない問題です。


答え ニ.2700


第2種電気工事士免許取得.com 図のような直流回路に流れる電流I[A]は。

イ.1、ロ.2、ハ.4、ニ.8

平成26年下期の出題

合成抵抗を求める式として、積/和と法則があります。並列(上下に並べられた抵抗のこと、直列なら1本の線上に横に並ぶ)の抵抗は、上下の抵抗をそれぞれ分子は積(掛け算)、分母は和(足し算)することで合成抵抗がだせる。

回路の右側から合成抵抗を求めていくことで答えがでます。4×4/4+4=2。真ん中の回路の2Ωは直列なので、計算して求めた2Ωと足し算をして4Ωとなり、また4×4/4+4=2。

電流を求めるのでオームの法則を使い、I=V÷Rで答えがでます。


答え ハ.4


第2種電気工事士免許取得.com 直径2.6[mm]、長さ20[mm]の銅導線と抵抗値が最も近い同材質の銅導線は。

イ.直径1.6[mm]、長さ40[mm]
ロ.断面積8[mm2]、長さ20[mm]
ハ.直径3.2[mm]、長さ10[mm]
二.断面積5.5[mm2]、長さ20[mm]

電線の抵抗値は、太くなるほど抵抗値が小さくなり、長くなるほど抵抗値が増えます。

断面積は、半径×半径×3.14で求められるので、2.6mmの直径の断面積を求めれば答えが導き出せます。


答え 二.断面積5.5[mm2]、長さ20[mm]


第2種電気工事士免許取得.com 図のような三相負荷に三相交流電圧を加えたとき、各線に20[A]の電流が流れた。線間電圧E[V]は。

イ.120、ロ.173、ハ.208、ニ.240

平成26年下期の出題

三相回路の場合、電力[W]を求める場合は、3を掛け。電流[A]や電圧[V]を求める場合は、√3を掛けると覚えましょう。

この問題は、電圧[V]を求めるので、なんらかの形で√3を掛けることで答えが導きだせます。

電圧を求めるので、I×R。そこに三相回路であるので、√3をかければ答えがでます。

三相回路の問題は、毎年1問は出題されますが、第2種電気工事士の学科の中では難しい計算問題であるため、数字としてよく答えに使われる173とか208の数値から2択する運任せでも構わないでしょう。余裕があれば、式を覚える感じでも合格には問題ありません。


答え ハ.208


第2種電気工事士免許取得.com 単相200[V]の回路に、消費電力2.0[kW]、力率80[%]の負荷を接続した場合、回路に流れる電流[A]は。

イ.7.2、ロ.8.0、ハ.10.0、ニ.12.5

過去にも全く同じ問題が出題されたことがあります。

電力=電圧×電流×力率(P=VIcosθ)。問題で分かっているのは、電流以外なので、式を組みかえれば答えが導き出せます。


答え ニ.12.5


第2種電気工事士免許取得.com 図のような単相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗が、r[Ω]、負荷電流がI[A]のとき、中性線に流れる電流が0[A]のとき、電圧降下(Vs−Vr)[V]を示す式は。

イ.rI、ロ.√3rI、ハ.2rI、ニ.3rI

平成26年上期の出題

中性線が0ということは、単純な直列回路と考えることができます。直列回路と考えた場合、単純なオームの法則が適用できるので、答えが簡単に分かります。

三相回路ではないので、√3や3をかけることはないので、イとハの二択で考えてもいいと思います。


答え イ.rI


スポンサード リンク


第2種電気工事士免許取得.com 図のような単相3線式回路で、消費電力100[W]、500[W]の2つの負荷はともに抵抗負荷である。図中の×印点で断線した場合、a-b間の電圧[V]は。

ただし、断線によって負荷の抵抗値は変化しないものとする。

イ.33、ロ.100、ハ.167、ニ.200

平成26年下期の出題

中性線が電線した時点で、普通の直流回路になるので、オームの法則で答えは求められます。

電圧を出すには、電流を求めないといけないので、I=V÷Rであるから、I=200÷100+20。

a-b間の電圧をしりたいのだから、先程のIとa-b間の抵抗100をかければ答えが導き出せます。


答え ハ.167


第2種電気工事士免許取得.com 金属管による低圧屋内配線工事で、管内に直径2.0[mm]の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)4本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。

ただし、周囲温度は30[℃]以下、電流減少係数は0.63とする。

イ.17、ロ.22、ハ.30、ニ.35

よくでる問題で、線の太さに対して、許容電流が決まっており、許容電流に電流減少係数をかけることで答えが導き出せます。

線に対する許容電流を記憶しておけば解ける問題です。1.6mmの時、27[A]、2.0mmの時、35[A]、5.5[mm2]の時、49[A]と覚えましょう。語呂合わせで覚えると覚えやすいです。

イチロー27安打、兄さんごめん、ゴジラ松井は49本。

イチローは1.6mmのこと、安打製造機のイチローが27安打[A]した。兄さんごめんは、2.0mm35のこと。ゴジラ松井の背番号は55(5.5mm2)で49本塁打(49[A])した。自分の好きなスポーツ等で語呂合わせすれば、忘れずに覚えられます。

この問題の式は、35×0.63。


答え ロ.22


第2種電気工事士免許取得.com 低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組合わせとして、適切なものは。

ただし、分岐点から配線用遮断器までは、3[m]、配線用遮断機からコンセントまでは8[m]とし、電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。

また、コンセントは兼用コンセントではないものとする。

平成26年下期の出題

電線が太いほど、定格電流が高いというのが前提で、配線用遮断器のアンペア数は、定格電流以下にはならない。

ハは、配線用遮断器のアンペアが、定格電流より低いので間違い。また、配線用遮断器のアンペアよりも極端に低い、二も間違いと判断できる。

2.0mmの電線は20Aまで、2.6mmの電線は21〜30Aと電線の太さにより流せる電流値が異なり、ロは電線が細すぎるため間違いとなる。


答え イ





スポンサード リンク




ページの最初に戻る ホームに戻る